今日は東京七宝工業協同組合の件で組合の事務所である坂森七宝工芸店へ行ってきました。
東京七宝工業協同組合は設立から今日まで60年近い組合活動をしてきました。
当時若い職人と経営者が多くいました。
七宝焼きは昭和30年代から40年代にかけ多くの製品や商品の使われてきました。
色を使うアクセサリー、バッチ,社章、車のエンブレム、紳士品のアクセサリーなど多くのジャンルで使われていました。
今七宝焼きはその当時から比べると非常に需要が減っています。
一つには七宝焼きに代わる色物として樹脂を使ったピンズやアクセサリーその他多くの色物に樹脂が多く使われるようになました。
その要因は樹脂が多くの金属に密着するためであります。
樹脂は120c程度で温めれば商品になりますが、七宝焼きは830cの高温でガラスを焼き付ける為
金属を選びます。七宝釉薬の焼き付けができる金属は、金、銀、丹銅の3種類です。
ここが樹脂に譲る一つとなります。
但し七宝焼きは傷がつきにくく長持ちがするという特徴があります。
今日はこの辺で
店主