東京七宝ブログ

今日の七宝焼き

弊社の七宝焼きはメタル七宝と言い日本の叙勲につかう勲章と同じ製法です。

叙勲の勲章は素材が純銀でできています。

純銀は焼成後の酸洗いの必要性がない部分少しやりやすいかもしれません。

七宝焼きは純銀に入れた方が発色がきれいです。

多くの七宝焼きは銅或いは丹銅に色を入れます。

銀の絵具より丹銅の絵具の方が色の種類が多いからです。

また地金が安い為多くの人に使いやす点もあります。

弊社の入れた七宝焼きのカフス 面白い所の注文でした。

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甲種危険物取扱のカフスです。

このような七宝焼きは本当のプロにしか出来ない製品でしょう。

弊社はブランド品(バーバリー、サンローラン、ポロ、その他)のカフスにも七宝焼きを賦しています。

画像は業者の許可が必要になりこの場では表示できません。

店主

七宝焼きの仕事

弊社は様々な七宝製品を制作しています。

今回ご紹介する作品はカフス朝香宮家が海外へ持ってゆくお土産として作りました。

非常に細かいデザインなので七宝の釉薬盛り付けに苦労しました。2016611104151.jpg

七宝焼きは繊細なデザインを綺麗に入れる。

七宝焼きの本当に綺麗な品物は白が綺麗に出せるかに有ります。

その話はまたの機会に

店主

七宝教室と七宝焼き

七宝焼きの体験をされた方はたくさんいると思います。

そのほとんどの体験は七宝作家さんが開いている教室です。

ぷろの七宝職人さんの多くは七宝教室を開いていません。

生業に関する考え方が違うからです。

七宝職人は自らが注文を受けた品に色を入れこれを生業にしています。

七宝作家さん自分の作品を販売する傍ら教室を開き生徒さんに教えることが生業のようです。

従って七宝職人は七宝製品を作るのに殆どの時間を費やします。

仕事が多ければ他人に教えている暇は有りません。

また東京七宝な場合水質処理の設備が必要となります。

一般の七宝教室ではこの処理設備を持つことが出来ません。

マンションの一室で行われるような教室ではなおさらです。

また体験教室の場合体験した物を作品として体験者にお渡ししますが、

東京七宝の作品は数時間の体験では作品になりません。

東京七宝の場合体験には多少不向きな部分があるです。

東京七宝の作品は東京七宝工業協同組合の職人とメタル七宝の職人しか出来ない製品です。

明日は弊社の製品の紹介をいたします。

店主

七宝焼き

前回体験と職人の関係

東京七宝と他の七宝焼き

東京七宝が多く使われる品目、東京七宝工業協同組合の組合員が多く色を入れる品目。

勲章 警察や消防署などで使う功労賞やSPなどの使うピンバッチ。

学校などの校章 企業の社章 などが多いい業種です。

弊社は車のエンブレムや紳士物のアクセサリー(ブランド品)サンローラン、バーバーりー、のカフスやタイ止めなど。

このような品目に七宝を入れていました。

現在は車のエンブレムは受注が有りますが、紳士物のブランド品は殆どありません。

弊社は自社の製品を作り販売する方向に舵を取っています。

現在は8店舗が販売をしてくださっています。

七宝焼きを継続させるためこの分野を広げたいと思っています。

店主

七宝焼きの体験

いま色々なジャンルの体験が多く行われている。

七宝焼きも体験教室は多くあります。

もともと体験教室は七宝作家さんが開いてものが殆どでした。

昨今七宝焼きの職人にも体験の波が侵食してきました。

私は七宝焼きの職人で他者に七宝焼きを教えるのは商売ではありません。

しかしながら月1回申し込みが有れば体験を受け入れています。

但しこれも弊社の都合で忙しい場合は2~3か月体験をお断りすることもあります。

職人の本音としては七宝の仕事が潤沢にありその製品作りで日々を送るこれが職人の本文だと思っています。

東京七宝工業協同組合わ発足当時64社ほどの大きい団体で組合を運営してきました。

昭和34年発足し現在まで残った工房は11軒しかありません。

この中で七宝教室を開いている仲間は1社です。

東京七宝の場合職人がその技量を生かし多くの七宝製品を生んできました。

職人はその仕事を全うすることに満足感を覚えるものです。

弟子に七宝を教える他年に1度荒川区の小学生にも学校を訪問し体験学習をしています。

私が職人になった40年前には考えもしなかったことです。

仕事に集中していればよい時代でした。懐かしくもあります。

職人は本来の姿に戻るのは難しいでしょう。

店主

南千住 素盞雄神社 のお祭り

6月4,5日の両日素盞雄神社のお祭りが有りました。

今年は影祭りなので賑わいは今ひとつの感が有りました。

例年かなりの賑わいが有り各地から神輿を担ぐ人々が来ます。

昭和の30年から40年代は今より商店街の賑わいが有りコツ通りに露店沢山出ていました。

今は交通量が増え露店はほとんど有りません。

マンションも増え昔の風情が懐かしく感じます。

店主

 

6匹目の猫

七宝焼き猫のさくら体に桜が咲いています。

季節は外れましたが、七宝焼きの商品としては色数が多くやや大変です。

弊社の七宝焼きは色を盛る回数が多くそれに伴い焼く回数も多くなります。

この猫は5色を使い10回焼成しています。

研磨の後の最終焼成をいれると11回になります。

一つの製品で11回も焼成する七宝焼きはかなりリスクを伴います。

まずは地金が少し変形します。研磨がやりずらくなり色の村が出やすくなります。

気泡を避ける方が良いのか色むらを抑えるべきか悩むところです。

ですが、まずまずの出来栄えです。20165318320.jpg

荒川区伝統工芸品展

7月1日~7月3日

荒川区伝統工芸品展始まります。

昨日役員会に出てきました。

荒川区伝統工芸品展は東京都の伝統工芸品展より庶民的ですが、

素晴らしい特徴があります。

まず出展業種の多さです。東京都伝統工芸品展42社ですが、荒川区は60社が集まります。

また荒川区は各ブースを回るツアーをだいぶ前から始めています。

東京都伝統工芸品展は去年から始まりました。

また各伝統工芸保持者に半纏が与えられます。

このシステムは去年東京都伝統工芸品展も取り入れました。

このように進んだシステムが荒川区伝統工芸品展あります。

一番素晴らしいアイデアは区の小学生に足を運んでもらい伝統工芸の技術を見てもらうことでしょう。

ただこのアイディアは区単位だから可能だと思います。

東京都の小学生を呼ぶとなると収拾が就かなくなるでしょう。

他にも荒川区ならではの企画が有ります。

会場案内は6月1日に御知らせします。

店主

五匹目の猫

桜の花を纏った猫のさくらです。

日本にある一般的な名前にしました。2016527161726.jpg

本当に日本的な猫で色合いも和の色彩を使っています。

あなたの胸元に使ってください。

明日5月28日販売開始です。

店主

東京七宝工業協同組合

昨日組合の反省会がありました。

東京七宝工業協同組合の反省会としては最後の反省会となります。

今年東京七宝工業協同組合は新たな団体を立ち上げることになりました。

60年ほど続いた組合を解散するのは残念なことですが、後継者不足と高齢化に伴い事業を継続が難しくなる状況です。

七宝焼きは世界各国に存在し特に東南アジア諸国で多く見られます。

大量生産はやはり中国です。

今彫刻の世界も機械化され手彫りで七宝の型を掘る人は二人です。

日本の職人は価格競争という名のもとに減少の一途を辿ります。

私たち東京七宝の職人も同じこと、あと10年もすると残る4社程度になるでしょう。

店主