東京七宝ブログ

七宝焼き4

新しい年が始まり10以上経ち漸くお正月疲れが抜けてきました。

今年1月14日から東京都庭園美術館で始まる七宝焼き大家(濤川聡介)氏の展示会が有ります。

赤坂迎賓館に飾られる七宝焼きは大変素晴らしい物です。

私の作る七宝焼きは江戸時代中期に活躍された平田彦四郎の流れを汲む七宝焼きで

日本の叙勲で使う勲章の製法を受け継いだ七宝焼きです。

小さいアクセサリーやエンブレムを制作する技法です。

今回の七宝展で弊社の作品が東京都庭園美術館ミュージアムショプに並びます。

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この作品はほんの一例ですが、大きさは12mm位の大きさにかなり小さいデザインを入れています。

このような作品が展示される予定です。

店主

2017年1月2日

今年念頭に東京都庭園美術館への出品が決まりました。

濤川惣助(明治時代の七宝焼き大家)無線七宝で名を馳せました。

赤坂迎賓館に飾られる七宝焼きでも有名です。

この方の展示会期間に弊社の七宝を置くことになっています。

私の七宝焼きは平田彦四郎(江戸時代中期)徳川幕府お抱え彫金士の流れを汲んでいます。

もともと作り方が違うので商品のでき方も違います。

更に私の商品はアクセサリーが多く小さいものです。

ただ七宝焼きであることには変わりません。

七宝焼きを多くの人に知って貰い使っていただきたいと思います。

店主

新年あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

2017年が始まりました。

七宝焼きも新しい製品が出来そうです。

今年はトランプを題材にした作品を作る予定です。

紳士のアイテムを作りたいと思っています。

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最初の東京オリンピックで弊社が作成したバッチです。

このような七宝焼きが出来るのが、東京七宝です。

店主

 

12月31日

東京七宝と七宝焼き

2016年も今日で最後になりました。

今年弊社は東京手仕事の企画に参加しアンビエンテとメゾンエオブジェの展示会に出展し

初めて少々の商品が売れました。

七宝焼きは世界的に製作者も多くどの作品が良いのかも一般の人には判りません。

プロが作る商品が良いのか作家が作る作品が良いのかわからないと思います。

弊社では8年ほど前までブランド品のカフスやタイ留めアクセサリーをいろいろ作りました。

弊社が色を入れたブランドはバーバリー、サンローラン、ランセル・ポロ、4℃、アガット、その他多くのブランドに七宝を入れました。

但しこれらの商品はアクセサリーとして売られ、七宝焼きとしては売られていませんでした。

現在これらブランドの商品は七宝焼き以外の樹脂製品が多く出てきています。

七宝焼きと間違えるような砥エポと呼ばれる製品など一般の方に見分けがつかなくなっています。

私は自分の制作した商品を販売することで七宝焼き(東京七宝)を多くの人に見て頂きたいと思っています。

難しいことですが、少しづつ歩もうと思うこの頃です。

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これがサンローランのカフスです。

七宝焼き3

東京七宝は現在組合員12名

東京七宝工業協同組合は今年11月に東京七宝工芸組合に変更し新たな一歩を踏み出しました。

60件ほどあった組合員の名簿に現在は12名と少なくなりました。

一つには七宝焼きに代わる色物(樹脂)などが台頭し需要が減少した。

また職人の高齢化と若手育成の問題。

若手育成は商品の需要がカギを握ることになります。

樹脂の台頭は色々な金属に色を入れることが出来るこれが1番の利点です。

七宝焼きは800c以上の高温でガラスを焼き付けるため真鍮やアルミなどの金属には使用できません。

七宝焼きで使える金属は丹銅、銀、金などのです。

とくに釉薬は丹銅に入れる為に開発されたものが殆どです。

東京七宝工芸組合には絵具のメーカー(二宮カラー七宝)さんも加わっています。

七宝焼きの素晴らしい点はその質感と長持ちをするてんです。

七宝焼き4は弊社が今まで作ってきた品物を紹介します。

店主

七宝焼き2

東京七宝について東京七宝は2003年に東京七宝工業協同組合が東京都伝統工芸品に認定されて付けた名前です。

もともと七宝焼きの名称は有線七宝(銀線を用いる)七宝焼きとメタル七宝(東京七宝)彫刻による七宝焼きに大別されます。

昭和以降七宝焼きの作家さんが出ると色々な技法が考案されましたが、詰まるところこの2種類の技法が主流です。

作家さん達は酸処理が出来ないため殆ど(銀線を用いる)有線七宝を選択します。

この技法は初期の準備が出来やすい為この技法及びこの技法から派生したマーブル七宝や窯変七宝など1点ものに見えやすい方法を選びます。

私が行う七宝焼きは準備段階に時間が掛かります。デザイン制作、彫刻制作、抜型制作など準備に多くの時間を掛けます。

この点が一般の人や作家さんには取り掛かりにくい段階と言えます。

まして1点ものを作るというよりは技術の高い研ぎ澄まされた商品を作る。これがいわば職人の味だと思います。

私も1点ものは簡単に作れます。でもそれは私の仕事では有りません。

良い製品を多くの人に使って頂くのがわたしのしごとです。

店主

七宝焼き

弊社は今から60年前に設立させた東京七宝工業協同組合の当初から活動していた組合員です。

組合設立時組合員は60社ほどに上ります。また会員以外にも多くの七宝職人が居ました。

この当時は「東京七宝」七宝という呼び名はなく俗にメタル七宝という風に呼ばれていました。

東京七宝の技術は江戸中期に徳川幕府のお抱え彫金師で在った平田彦四郎が朝鮮から渡来した人物に七宝を習った事に始まります。

平田家は明治初期までその技術を一子相伝として伝え、明治初期に明治政府の依頼で日本で初めて勲章を作ることになりました。

その時勲章の制作を任されたのが、7代目平田彦四郎でした。彼はフランスへ渡り機械で勲章のデザインを作ることを学びました。

そして初めて日本で大勲位菊花大綬章七宝メタルを作ったのです。

勲章を制作する中その数量が増えその技術を応用する人たちも出てきました。

平田家だけでは七宝が間に合わず多くの七宝職人が生まれました。

東京七宝は機械で地金を作ります。その為メタル七宝と呼ばれる所以です。

現在地金は丹銅、銀、金この3種類が広く用いられています。

丹銅と銀は釉薬に違いが有ります。丹銅に使われる釉薬が一番多く銀に使用できる釉薬はその7割程度です。

地金の表面の色に関りがあるようです。また焼ける温度なども多少影響が有るでしょう。

そしてメタル七宝の技法は七宝教室とか作家さんには向いていません。

その理由の一つとして同じものを多く作る、さらに酸処理の施設を必要とするメッキ加工を最後の工程にいれる。

など多くの制約があります。また七宝技術も七宝教室で学ぶ程度では綺麗な商品は出来ません。

一般の人に知られている七宝焼きはやはり多くの人が取り組める技法が主流になります。

簡単に言うと七宝焼きです。この上に有線七宝の技術が有ります。

七宝焼きを七宝教室で学ぶと最初は七宝の色付けそして馴れると銀線を使いデザインを構築する(有線七宝)になります。

殆どの七宝焼きがこのタイプです。

長くなりましたので今日はここまで

店主

東京新聞の取材

昨日東京新聞の取材を受けました。

弊社の妖怪七宝についてその経緯と七宝焼きの制作方法についての取材でした。

妖怪七宝は妖怪作家(天野行雄氏)とNPO法人千住すみだがわ代表(海老江重光氏)と私の3人の協力で制作しています。

天野氏と海老江氏が南千住の町おこしとして妖怪の面白さを皆さんに知ってもらおうという趣旨で始めた企画です。

それに七宝焼きも参加して荒川区の伝統工芸を知ってもらいたいそんな思いで3人で作りました。

私は東京七宝工業協同組合に長く所属しており東京の七宝を多くの人に知ってもらいたいと思い妖怪七宝にも取り組みました。

東京七宝は平成13年に東京都伝統工芸品に指定されました。

私は平成14年に東京都伝統工芸士に認定され現在に至っています。

今巷では色々な体験教室が流行っています。

東京の伝統工芸も体験ができるよう教室を持っている方もいます。

七宝焼きも多くの人が体験できるシステムが有ります。

しかし本当の東京七宝は体験には不向きな工芸品です。

なぜならその場の体験数時間では完成しないからです。

多く人は簡単に七宝焼きが出来るイメージがあるようです。

弊社の作る妖怪七宝は簡単にはまねのできない作品です。

足洗をを紹介します。2016121785614.jpg

 

店主

妖怪七宝新作2番目

新作妖怪七宝2番目は大蛇です。

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古来より、蛇は水と関係の深い生き物とされてきた。川の流れ自体や渦を蛇に見立てたともいわれ、

各地の川には大蛇にまつわる伝承が数多く残っている。隅田川にも、愛する男に裏切られて大蛇と化したお牧の話が伝わっている。

パープル系赤紫に特徴のある七宝焼きです。

店主

新作妖怪本日販売開始

漸く新しい妖怪シリーズが完成しましたので、ご紹介します。

第一弾 足洗201612192959.jpg

本所七不思議の一つ。本所の旗本の屋敷に、毎晩巨大な足が現れ、「足を洗え」という声がした。

言われた通りにすれば消えたが、足を洗わないと大暴れするので、たまりかねた家人が、別の人と屋敷を換えた処、ばったりでなくなったそうです。

 

店主